いつもありがとうございます、野瀬建築です。
長年お世話になっておりますS寺様より、庇(ひさし)張り替えのご依頼をいただきました。

庇は、建物の窓やドアなどを雨や日差しから守るために使用される部材で、窓や玄関などの上部に取り付けられます。
庇は、直射日光を遮ることで室内の温度上昇を防ぐ役割も担っています。

今回、3ヶ所の庇を張り替えさせていただきます。

経年劣化により、板金の一部が剥がれ、錆も出ています。


板金を剥がすと、野地板と呼ばれる下地材が湿気で一部腐食していました。

このまま放置すると、雨漏りの原因ともなります。

新しく、『杉赤身』と呼ばれる杉を使用しました。

杉の木は、赤身部分と白身部分とに分かれています。
木の芯に近く色が濃い部分を赤身(芯材:しんざい)といい、外側で色が薄い部分を白身(辺材:へんざい)と呼びます。
赤身芯材は木の中心部で、色が濃く水分を吸収しないため耐久性に優れ腐食しにくいのが特徴です。

ルーフィングと呼ばれる防水紙を敷きます。
今回は、アスファルトに合成樹脂や合成ゴムを混ぜたルーフィングを使用しました。
従来のアスファルトルーフィングよりも温度変化に強く、耐久性にも優れています。

庇の板金は、ガルバリウム鋼板を使用。

ガルバリウム鋼板は、錆びにくく断熱性、耐久性が高いのが特徴です。

また軽量なので、耐震性が高く屋根にもおすすめです。
庇は屋根同様に雨風にさらされ続ける環境のため、定期的なメンテナンスをおすすめいたします。
この度も、施主様、業者様のご協力のもと事故もなく無事施工終了することができました。
本当にありがとうございました。
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