いつもありがとうございます、野瀬建築です。
Y堂様より、廊下張り替えリフォームのご依頼をいただきました。
Y堂様のように大勢の人が集まる場所の廊下は、一般家庭の廊下よりも劣化しやすく下記のような症状が気になり始めたら廊下の床張替えリフォームのタイミングです。
・歩くと床がふわふわした感じがする
・床がぶよぶよしている
・ギシギシ、ミシミシといった音がする
・傷やめくれがある
Y堂様の場合も同じく、経年による傷や所々ふわふわして床が抜けそうになっていました。
床の張替えには、既存の床材の上から新しい床材を重ねて張る『重ね張り工法』と、既存床材をはがして新しい床材を張る『新規張り工法』の2つの工法があります。
今回は、既存の床材や根太(ねだ)と呼ばれる床を張り付ける角材が腐食していたため『新規張り工法』をすることになりました。
みなさん、リフォームとはどういうイメージをお持ちでしょうか。
「リフォームは修理するだけだから新築より簡単」と思われことが多いのですが、実際には新築よりも難易度が高く、高度な技術を要求されるのがリフォーム工事なんです。
新築で家を作る場合にはしっかりとした設計図が存在するので、設計図通りに指定された材料を指定された長さで組み立ててさえいけば家は建ちます。
もちろん確かな技術を持った職人が組み立てるので簡単な仕事というわけではありません。
一方、リフォーム工事の場合、新築のような完璧な設計図を作ることはほぼ不可能で「フタを開けてみないとわからない」というのが現実です。
リフォームでは、古い木材と新しい木材を如何に耐震性を上げながら繋ぎ合わせるかなど新築にはない技術が要求され、設計図に頼らない現場での臨機応変な対応が必要であり、それが新築よりも難易度が高いと言われる所以です。
Y堂様の場合、敷居が垂れ下がっていたので併せて調整も行いました。
Y堂様の既存の廊下は、根太(ねだ)と呼ばれる角材の上に接着剤と釘を使って床材を貼る「根太(ねだ)工法」でした。
今回は構造をしっかりさせるため、根太(ねだ)の上に合板を貼り、その上に床材を貼る「捨て貼り工法」を選択しました。
また、ちょっとしたこだわりですが、合板の端をカンナで削って面取りをすることにより、しっかりと固定できるよう下準備をします。
捨て貼り工法は、床材が曲がったり反ったりすることを防ぎ、強度を高めることができます。
今回の床材は、自然木に近い「複合フローリング」を使用しました。
複合フローリングは、反りや収縮のリスクが少なく、耐衝撃性、耐摩耗性があるものが多く、また傷や凹みが付きにくいのが特徴です。
薄暗かった廊下も、床材のカラーを明るいものにしたのでとても全体的明るくなりました。
また、ご高齢の来客が多いとお聞きしていたので、段差をなくすためのスロープを廊下の両端に取り付けました(赤い矢印)。
下の画像は、今回使用した桧(ひのき)の手作りスロープです。
高齢化社会を迎えている日本では、公共施設ではもちろんのこと、自宅でもスロープをはじめとするバリアフリー設計が当たり前になってきています。
部屋の中のあらゆる「段差」をできる限り軽減し、車椅子が利用できるようなスペースの確保や、階段の勾配をゆるくしたり、 手すりを付けるといった工夫が大切です。
弊社では、被介護者様と介護者様の両方の立場から、安心で安全な暮らしができるお手伝いをしています。
例えば、被介護者様の日常生活ををスムーズに行えるように、「段差をなくす」「滑りにくい床にする」「使いやすいトイレにする」などが挙げられます。
ある程度の自立した生活は、被介護者様の活力を生み出すことにもつながり、介護者様の負担を軽くするという目的もあります。
また、一定の条件を満たした介護リフォームに補助金が支給される介護保険制度の利用もご提案させていただいています。
この度も、施主様、ご近所の皆様のご協力のもと、安全に施工が終了できました。本当にありがとうございました。
リフォームのご相談は経験豊富な弊社まで。
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