いつもありがとうございます、野瀬建築です。
本日は、H様邸へメンテナンスの打ち合わせに伺いました。
ご依頼箇所の屋根瓦漆喰(しっくい)、軒天(のきてん)と外壁のチェックをさせていただきました。
経年による劣化の状態を写真に収めて、施主様に確認していただきました。
赤い丸で囲っている部分に漆喰の欠損が見られます。
一般的にあまり知られていませんが、漆喰(しっくい)とは瓦や石材の接着や壁の上塗りなどに使われる消石灰(水酸化カルシウム)を主成分とした建材になります。
漆喰塗りで有名なのが、2015年に大修繕を終え真っ白な外壁に生まれ変わった国宝姫路城です。
漆喰は、古くからお城や武家屋敷の壁によく使われていました。高い明光性を持つ漆喰は、月の光に反射する白壁で防犯対策、燃えない壁材の為、防火対策にも使われてきたといわれています。また、湿気も防いでくれます。
屋根瓦の漆喰が劣化してしまうと、瓦の固定力が弱まり強風時や地震の際に棟瓦が倒壊してしまったり、雨漏りの原因にもつながります。
瓦屋根は粘土瓦(釉薬瓦・いぶし瓦・素焼き瓦)など耐久性の高い瓦であれば寿命は40年~50年の間メンテナンスフリーと言われています。
しかし、漆喰に関しては15年〜20年周期で点検が必要になってきます。
住まいを長持ちさせるご相談は、経験豊富な弊社まで。
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