いつもありがとうございます、野瀬建築です。

T様邸より、耐震診断のご依頼をいただきました。

耐震診断とは、建物が地震の揺れにより倒壊するかしないかを見極めるための専門家による調査となります。

弊社はNPO法人三重県木造住宅耐震促進協議会登録耐震診断員であり、津市指定の診断員でもあります。

ご両親の代から引き継がれたご自宅は、築約50年とのこと。

築50年以上の建物は古い耐震基準によって建設されているので、大きな地震が発生したら倒壊する可能性は高くなります。

耐震基準というのは、設計された建物が地震に耐えられる構造をしているかの基準であり、満たさなければ建物は建設できません。この耐震基準は1981年6月1日より適用されている新耐震基準と、それより前に適用されていた旧耐震基準の2種類があります。

築50年の建物であれば、殆どの場合旧耐震基準が適用され震度5程度の揺れについてまでは考慮されていますが、震度6~7程度の大きな地震が発生してしまうと倒壊の危険があります。

耐震診断を受けることによって、補強が必要な個所がわかり耐震性能を高めるリフォームができます。

耐震診断の調査項目は間取り・壁の材質・筋かいの有無・屋根の重さ・劣化状況(基礎のヒビ割れ・外壁の割れ・雨染み)など多岐にわたります。

床下調査は、耐震補強設計を考える上でも欠かせない筋かいの有無や基礎の配置、劣化状況を確認していきます。

またシロアリ被害がないか、水回り周辺の木材は腐っていないか慎重に調査します。

基礎については、屋外から屋内までひび割れが貫通していないかといった点や、基礎の強さ(圧縮強度)を測定します。

屋根裏でわかることは、様々な金物や筋かいの取り付け状況や屋根の劣化状況です。

木造住宅には耐震性を高めるために多様な金物が使われており、柱と梁を固定する「接合金物」や筋かいが地震の震動で揺れて外れるのを防ぐ「筋かいプレート」、水平方向の強さを高める「火打ち」などがあります。

金物があるだけではなく、さび付いていないか、施工は正しく行われているか等を確認していきます。

今回は耐震補強を希望されているため、早急に診断結果をお伝えし補強の準備に入ります。

木造住宅を対象に耐震診断は無料でおこなっていますが、該当者として下記のような規定があります。

◆対象 次の全てに該当する住宅
(1)昭和56年5月31日以前に建てられた木造住宅
(2)3階建て以下のもの
(3)延べ床面積の過半が住宅の用に供されているもの
(4)在来軸組工法、伝統工法、枠組工法のいずれか

◆申請者 対象住宅の所有者

また、耐震補強が必要な場合は補助金制度があります。

いつ発生してもおかしくないといわれている東海・東南海・南海トラフ地震。

来るべき地震に備え、まずは住まいの耐震化や家具の固定など、身近な耐震対策を行いましょう。

耐震のご相談は経験豊富な弊社まで。

耐震工事・リフォーム専門店 有限会社 野瀬建築
三重県津市高茶屋七丁目6番36号
フリーダイヤル 0120-34-1829

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