いつもありがとうございます、野瀬建築です。
H様邸より、フローリング張り替えのご依頼を頂きました。
施工前。
畳の上に寝転んだり、座ってくつろぐ空間としては最適な和室ですが、家族の高齢化と共にベッドやテーブルでの生活が主流になるため最近では畳からフローリングへのリフォームの需要が増えています。
H様邸では、ご高齢の介護者さまが車椅子を使用されているためフローリングリフォームとなります。
弊社では、床のリフォームをする際の選択肢として、断熱材を同時施工することをおすすめしています。
基本的に温かい空気は上へあがり、冷たい空気は床面に溜まるので、床に断熱材が入っていないと夏は湿気が床面に溜まりやすく冬は足元から冷えて寒いといった現象が起こるからです。
また、断熱材が正しく入っていないとエアコン効率が悪くなり電気代がかさむ原因にもなります。
床を張る工事には様々な工法がありますが、木造住宅では根太(ネダ)張り工法と下張り(捨て張り)工法があります。
根太張り工法とは、根太と呼ばれる木材に直接無垢フローリング材を貼っていく方法です。
根太張り工法は、床下の空気が逃げるのでフローリング材が長持ちします。
また、 下張り(捨て張り) 工法は、根太に下地合板を設置し、その上にフローリング材を張っていきます。
根太の上に下地をすることで、床の構造がしっかりとして床鳴りなどの施工後の不具合の防止にもなります。
今回は、下張り工法を施工いたしました。
施工後。
フローリング材は、大きく分けると「無垢(単層)フローリング」と「複合(複層/合板)フローリング」の2タイプがあり、一般のご家庭に普及しているのは複合フローリングです。
複合フローリングは、反りや収縮のリスクが少なく傷や凹みが付きにくい商品が多数あるため、お子さんやペットのいらっしゃるご家庭や高齢者さま等の車椅子使用にも適していると言えます。
カラーやデザインが豊富で選べるのも特長の一つです。
ご高齢者がいらっしゃるご家庭では、手摺りは必須になってきます。
玄関アプローチ階段やスロープに設置することで、歩行のサポートの役割を持ちます。
高齢者の方や足腰が不自由な方は、手すりにつかまることで、全身のバランスをキープすることができ、歩行しやすくなります。
また、段差などでつまずいた時、滑りそうになった時に、手すりがあればつかまることができますので、思わぬ転倒事故を防ぐことができます。
今回のような介護の為のリフォームや手摺りの取付などは必要と認められた場合に限り、津市から補助金が支給されます。
補助金の支給を受けるには、津市への事前申請および工事着工の許可が必要となりますので、介護の為のリフォームをお考えの方は弊社までご相談ください。
工事終了後の夕方、少し時間ができたのでnokenちゃんを連れて散歩がてらお花見に行って来ました。
早くも半分以上散ってしまっていましたが、心が休まるのどかな時間を過ごすことができました。
この度も、施主様のご協力のもと事故もなく無事施工終了することができました。
本当にありがとうございました。
介護リフォームのご相談は経験豊富な弊社まで。
リフォーム専門店 有限会社 野瀬建築
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