いつもありがとうございます、野瀬建築です。
I様邸より手摺り取り付けのご依頼をいただき、施工させていただきました。
ご高齢者になると脚力が弱まり、室内であってもちょっとした段差につまずいて転倒しやすくなります。
手摺りを取り付けることで身体を支えることができ、転倒防止につながります。
手摺りを取り付ける位置や高さは平均的なものがありますが、使用されるご本人様の身長や身体機能にもよるので、ご希望を伺いながら決めていきます。
施主様のご希望もあり、玄関の縦型手摺りには『ディンプル』と呼ばれる凸凹加工付きの握りやすいものを取り付けました。
上から掴める横型の手摺りに比べ、縦型は掴み損ねて後ろに転倒されるケースもあるため、『ディンプル』タイプは指がかかってしっかり手すりを握ることができます。
トイレの手摺りも施主様のご希望で、便器の正面に横型を取り付けました。
横型の手摺りは便器への移動だけではなく、座る、立ち上がる行動がスムーズになります。
違う空間へ移動する第一歩である浴室の出入口は、もっともバランスを崩しやすく転倒やつまずきの危険性があります。
縦型の手摺りは、身体を支えて重心の安定・姿勢の安定をさせるのに適しているので、立ち座りの動作をサポートしてくれます。
ダイニングからキッチンにかけての手摺りは、施主様のご希望の位置と高さで取り付けさせていただきました。
津市では、福祉用具の購入、住宅改修（手すりの取り付け、段差の解消、洋式便器などへの便器の取替えなど）について都道府県知事の指定を受けた事業者からの福祉用具の購入または住改修費宅改修を行ったときは、必要と認める場合に限り購入費の支給、改修費が支給されます。
この度も、施主様、業者様のご協力のもと事故もなく無事施工終了することができました。
本当にありがとうございました。
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