いつもありがとうございます、野瀬建築です。
Mビル様より、エントランスのタイル張り替え工事のご依頼をいただきました。
一部のタイルに、劣化と外部衝撃による割れが見られました。
施主様とご相談させて頂いた結果、全体的な老朽化が見られない事とご予算の都合もあって、部分張替えのご提案をさせて頂きました。
床面は外壁タイルと異なってタイル目地やタイルのひび割れ箇所などから雨水が侵入しやすく、タイル接着モルタルの剥がれが生じます。
新設時の施工不良として接着モルタルのドライアウト(モルタル塗り材料が直射日光・風・下地の吸水などによる水分の急激により、正常に凝結硬化しない現象)により、タイルが剥離しやすいケースも有ります。
張り替える必要があるタイルを一か所一か所チェックしていきます。
屋外のタイルは、気温差の影響を受けたり雨にさらされることでタイルが劣化しやすく、わずかなひび割れでも放置していると大きな亀裂につながる恐れがあります。
タイルが浮いてきています。
タイルは長期間使用していると温度差や湿度、地震などの影響で接着力が弱まり浮きが生じます。タイルが浮いているということは、いつ剥がれてもおかしくない状態ですので、浮きが見られたらすぐに張替える必要があります。
タイルを剥がすための騒音発生が見込まれましたが、幸いにもオフィス街のため早朝5時半からの施工となりました。
タイルを剥がした後は、モルタルで下地処理を施します。
施工後。
タイルは、補修時に全く同じ色柄の物を手に入れる事は大変難しく、既に廃版になっていたり流通していなかったりすることが多くあります。
仮に同じタイルがあったとしても、交換しないところは経年で日焼け・色あせして新品と違う色になってしまうことが殆どです
ちなみに、割れたタイルは拾ってきちんと保管しておくと、補修の際に色柄・サイズの事で悩まずに済みます。
張替え完成です。
張替えしなかったタイルとの若干の色違いがありますが、今後雨風にさらされることでなじみがでてくることでしょう。
この度も、施主様、業者様のご協力のもと、事故や怪我もなく施工を終了することができました。
本当にありがとうございました。
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