いつもありがとうございます、野瀬建築です。
以前リフォームをさせて頂いたN様邸よりご紹介頂き、S様邸リフォームをご依頼いただきました。
今回は、外壁塗装、屋根瓦一部葺き替え、漆喰塗り替え、テラス屋根張り替え、軒天張り替え、雨樋交換など。
経年の劣化と共に、外壁塗装や塀塗装の剥がれやくすみが見られます。
外壁塗装やコーキングの劣化により、少しずつ雨が内部に浸透してカビや建物自体を腐らせる原因になります。
外観全体的に光沢が出て、綺麗になりました。
新しい鎧をまとったようですね。
今回雨漏りの1番の原因となっていた玄関上の瓦の劣化と漆喰の剥がれ。
雨漏りの根本的な原因を改善します。
瓦の葺き替えと漆喰の塗り替えを行いました。これでしっかりと雨漏りを防げます。
外壁塗装と聞くと「外壁に色を塗る見た目を変えるだけの工事 」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし外壁塗装は、見た目の改善だけでなく快適な住空間を維持するという住まいにとって大切なメンテナンス工事でもあるのです。
外壁塗装の役割は、大きく分けて4つあります。
【1】美観
外壁塗装を行うことで、新築のときのような美しい外観に蘇ります!また従来の外壁色と異なる色合いに変更した場合、今までとは違った雰囲気にリフォームすることも可能です。
【2】耐久性向上
塗料が壁面を保護し、外壁の耐久性を向上させてくれます。これにより、外壁だけでなく建物自体の寿命を延ばしてくれます。
【3】断熱・遮熱
塗料の中には断熱、遮熱の機能を持つものがあります。断熱・遮熱効果のある塗料を使用すると、室内の温度上昇・低下を軽減させることができます。冷暖房の効果が高まり、電気代の節約や省エネにつながります。
【4】防汚
多くの塗料には防汚性を向上させる機能が備わっています。これにより、外壁が汚れにくくなり、美しい壁面を長くお楽しみいただくことができます。
テラスの屋根、劣化と汚れがあります。
一昔前に多く使用されていた塩化ビニール製ではなく、今回は、割れないプラスチックと呼ばれているポリカーボネートを使用しました。
紫外線を通さない処理がされており、耐久性も非常に高いものになります。
外壁は一度塗装すると、次はおおよそ10年後。長いあいだ、家を美しく保ちつづけるためには汚れやすい色、色あせやすい色を知ることも大切です。
外壁の色選びは最終的に好みの問題になりますが、汚れが目立つ色や色あせしやすい色などもあるので考慮されてはいかがかと思います。
参考までに、汚れが目立つ色は白や黒、汚れが目立たない色はグレー。色褪せやすいのは赤や紫、色褪せにくいのは青。
汚れが目立たない、周囲と調和しやすいという理由で人気なのは、グレー、茶色、ベージュです。
塀の塗装も色褪せています。
塗装後は見違える様に綺麗になりました。
昔ながらのつくりである、野地板(のじいた)や垂木(たるき)等、屋根の構造部分がそのままの状態です。
雨風の吹込みもあり腐食が進んでいます。
軒天の役割としては、美観性の向上、雨水・日差しによる外壁の劣化防止、延焼防止、屋根裏の換気などがあります。
今回は、性能とコストのバランスが非常に良く、耐火性・防湿性に優れて軒天材であるケイカル板を使用しました。
家の下から屋根を見上げても、漆喰部分の劣化はあまり気付きにくいこともあり、剥がれた漆喰部分から瓦の下の葺き土(ふきつち)が雨水に浸食され、気付いた時には棟全体がダメージを受けているというようなケースも多いようです。
屋根瓦は瓦自体がダメになるのではなく、屋根の作りの一つである漆喰が劣化している場合が多いです。
要するに、漆喰で台土をしっかりと保護することで屋根の耐久年数は変わり、結果的に住宅の寿命も変わってくるのです。
軒の部分に、鼻隠しという板を張り付けています。今回は、赤杉という木材を使用しました。
赤杉は、杉の木の中心のわずかな部分で油分(精油成分)が多く含まれており、木を腐りにくくするだけではなく、害虫に強く、耐久性、除湿効果があります。
最終的に見た目に見えない隠れてしまう部分になりますが、施主様の大切な住まいの劣化を防ぐための弊社のこだわりとして、希少価値のある木材を使用しました。
この度も、事故や怪我もなく皆様のご協力のもと無事施工を修了することができました。
本当にありがとうございました。
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