いつもありがとうございます、野瀬建築です。
J様邸のリフォーム工事が完成しました。
屋根瓦の補修、漆喰塗り替え、トタン屋根張替え、軒天張替え、破風板付け替え、外壁塗装、雨戸塗装、室内階段改修、押し入れ補修など。
屋根瓦が劣化し、破損していました。
雨漏りの原因の一つ、それが屋根周りの破損です。
屋根は家を雨や飛来物、雪、気温から守る役目です。
知らないうちにダメージを受けて、放っておいたら被害は甚大になっていたと言うことはよくある話です。
屋根は目線の高さでは確認できない為、状態をチェックしづらいことが原因です。
腐食した屋根瓦の下地を張り替え、新しく瓦を葺きます。
棟瓦銅線の巻直しもしました。
『破風板』の補修をしました。
『破風(はふ)』とは、建物屋根の端の部位を指します。そして、破風板(はふいた)は屋根と壁の間にある板であり、いくつかの役割を担う重要な部材です。
破風(はふ)は、建物の顔といわれることもあり、この部分にこだわりを持つ建築主もいるようです。
お城や神社・仏閣などは、きらびやかな装飾を施したものもあります。
しかし、破風(はふ)は見た目を良くするためだけに取り付けられているのではありません。
破風(はふ)の機能的な役割を把握して、メンテナンスの重要性を知っておきましょう。
「雨・風を防ぐ」
破風(はふ)の最大の役割は、雨や風を防ぐことにあります。
建物の屋根は上からの雨や風に対して強い構造になっていますが、横や下からの雨風に対して弱いという特徴があります。
破風(はふ)があることで、屋根裏に侵入する雨風を妨ぐ効果があるのです。
漆喰(しっくい)も劣化して、カビが生えています。
漆喰とは瓦や石材の接着や目地の充填、壁の上塗りなどに使われる消石灰を主成分とした建材になります。
漆喰が劣化してしまうと瓦の固定力が弱まり、強風時や地震の際に棟瓦が倒壊してしまったり、雨漏りの原因にもつながります。
漆喰の劣化は瓦屋根にとって見逃せないメンテナンスポイントとなりますので、しっかりとメンテナンスを行った方が良いでしょう。
銅板屋根が酸性雨により傷んでいます。
今回は、耐久性が高くサビに強いガルバリウム鋼板という金属板を使用しました。
軒天の木材が雨風にさらされて劣化しています。
耐久性のあるヒノキを使って補修をしました。
外壁塗装を行う前は、長年蓄積された汚れを高圧洗浄機で洗い流します。
外壁に発生するひび割れは、小さなものから始まることが多いので、そのまま放置される場合が殆どです。
その結果、知らず知らずのうちにひび割れが大きくなり、気付いた時には雨漏りによる腐食、外壁の剥がれなどに発展してしまいます。ひび割れや目地にはコーキング処理が必要となります。
ひび割れをしっかり埋めて、防水加工をし塗装完了です。
雨風にさらされた外壁。
施主様のご希望の配色に塗り替えられました。
色あせた雨戸。
雨戸全てを取り外し、一枚一枚丁寧に塗装しました。
色鮮やかに蘇りました。
勾配が急な階段。 手すりも無いので、危険です。
特に年配の方には、安全面で不安があるほか日頃の上り下りも億劫になります。
一枚ずつ誤差が出ないよう丁寧に取り付けていきます。
段数を増やして緩やかな勾配にしました。
手すりもつけたので、安心して登り下りができます。
木目の美しさが際立ったヒノキ使いも、施主様にお気に召していただけました。
キシミが無いか一段一段確認し、安定性のある階段に仕上がりました。
急勾配の階段で、押し入れ上段の収納が狭くなっています。
リフォーム後、収納スペースが増えました。
施工前
施工後
この度も、事故や怪我もなく安全に施工終了させていただきました。
ご協力頂きました施主様、ご近所の皆様、業者様、本当にありがとうございました。
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